船の種類について

商船

大海原を進む船には、ロマンを感じます。一口に船といっても、用途や原動力、形などさまざまな見方で種類がわかれるでしょう。ここでは、商行為をする目的を持った船の種類を紹介します。

貨物船の種類

貨物船は貨物を運ぶための船です。貨物特定に造られた専用線の代表には、コンテナ船や原油タンカーなどがあります。

コンテナ船は、あらかじめ荷物を詰めたコンテナという箱を運ぶ船です。日本発着の国際定期航路に就航する船の中で、1番速く走ります。最大の大きさは約400mにもなり、6,000個以上のコンテナを詰めるそうです。
原油タンカーは原油の積みおろしをポンプで行える船です。船体の中自体が壁で仕切られていて、タンクになっている構造。

その他にも、車専用の貨物船やセメント専用船など多岐にわたります。

旅客船

旅客船は、旅客を輸送する目的の船です。クルーズ旅行で長距離を走る大型フェリーや出航地と帰港地が同じ港であり、レストラン専用のレストラン船などがあります。
クルーズ船の違いは、客室や収容人数、サービスで決まるでしょう。乗客2,500人以上を乗せる大型客船や500人以下の中型・小型の豪華客船もあります。クラスでわけると、ラグジュアリーやプレミアム、カジュアルの3つ。ゆったりした空間で質の高いサービスを受けられるかという期待度が、クラスで変わってきます
レストラン船は、レストラン以外のキャビンを持たない船です。船内に本格的なキッチン設備が整い、食事を提供できます。ランチクルーズやディナークルーズ、ウェディングクルーズなど、食事を楽しむイベントに活用されます。

連絡船

連絡船は、2地点間を行き来し乗客や荷物を運ぶ船です。交通手段としての船と考えるといいでしょう。一般的にはフェリーと呼ばれています。交通手段として使われるフェリーは2種類。長距離フェリーと中距離フェリーです。航続距離が300km以上は長距離フェリー。100~300kmを中距離フェリーとしています。
フェリーは移動手段としてコストパフォーマンスが◎。長距離の夜行便を利用して、移動中に睡眠を十分にとり、翌朝には目的に到着できる移動手段として重宝されています。時間がかかるフェリーですが、睡眠時間が十分確保できる移動手段と考えると魅力的です。

どの船も商船としてカテゴライズされていますが、上記以外にも専門的に活躍している船はたくさんあります。特殊船は調査や監視に使う船、巡視船や消防艇など種類があり、奥が深いです。一般的には商行為を目的とした船を利用する機会が多いと思いますが、日本で活躍している船に興味を持った方は、他の船についてもぜひ調べてみてください。