運転マナーの悪い都道府県
運転マナーの悪さを感じるとき
外国人から見ると、日本人は礼儀正しくマナーが良いと言われますが、聞いていて気恥ずかしくなってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
特に車の運転は、普段おとなしい方が、以外に激しい運転をするものです。では運転マナーの悪さを感じるときは、どのような時なのでしょう。
例えば駐車場ですが、一般の方が障がい者用駐車枠に駐車しているのもよく見かけます。
車のポイ捨ても多く、道路の安全帯などに、空き缶やごみ袋が捨てられていることもよくあります。
また、いきなり割り込んできたり、急ハンドルで右折や左折をするなど、車の運転中に危険行為とみられる行為は日常茶飯事です。
運転マナーの悪い都道府県ベスト3
同じ日本人なのですが、都道府県によって住民性も随分と異なるようです。こうしたマナーの地域性は、「名古屋走り」に見られるように、各地域でイメージが定着しています。こちらは、JAFのアンケートで、特定の運転マナーに対して、マナーが悪いとされているベスト3です。
都道府県別の全般的な交通マナーの悪さ
1位・香川県
2位・徳島県
3位・茨城県
横断歩道で歩行者がいるのに一時停止しない
1位・香川県
2位・愛知県
3位・埼玉県
ウインカーを出さずに車線変更や右左折する
1位・岡山県
2位・香川県
3位・徳島県
不要なクラクションの多さ
1位・大阪府
2位・京都府
3位・福岡県
あおり運転の多さ
1位・茨城県
2位・福島県
3位・栃木県
ワースト3の都道府県
では実際に、国土交通省が2014年に発表した事故件数を参考にして、ワースト3都道府県を見てみましょう。
1位・愛知県
2位・大阪府
3位・福岡県
JAFのアンケートとは異なり、ワースト3だった都道府県が入っていないのが、意外に思われる方も多いのであないでしょうか。次に、人口10万人あたりの、交通死傷者数をみておきましょう。
1位・佐賀県
2位・香川県
3位・静岡県
こうしてみると、事故発生件数は、人口に比例して増加することが、特徴としてよく表れています。つまり、運転マナーが悪いことと、事故件数発生率が、必ずしも一致していないことがよくわかります。
運転マナーの良さを心掛けること
大衆心理として、他人が行っていることに対して、正当性をもつことが運転マナーの悪さを増やしています。
とはいえ、マナーの悪さは、倫理観を鈍らせることにもつながりますので、常に運転マナーの良さを心掛けることは最低限のルールです。
たばこのポイ捨ても、依然としてよく見かけられるもので、周囲の人を危険に晒す可能性があり、大変危険な行為といえます。
また、駐車場がいくら込んでいるからと言って、障害者用の駐車場に停めることはルール違反です。
無理な追い抜きや、ぎりぎりのタイミングでウインカーを出して曲がる事は、重大な事故にもつながる可能性がありますので、自分勝手な行動を慎んで安全運転を心掛けましょう。