電車の旅ランキング
1.THE ROYAL EXPRESS
横浜~伊豆半島を結ぶクルーズ列車のTHE ROYAL EXPRESS。
伊豆急行のアルファリゾート21を改造した国内最大級のクルーズ列車で、青く輝く機体が特徴的です。
客室内は組子細工や格天井、ステンドグラスなど細部まで装飾がちりばめられた空間になっています。まるで一流ホテルのようです。
プラチナクラスとゴールドクラスの2つがあり、食事やサービスの内容が異なります。
ゴールドクラスは親子で旅を楽しむファミリーシートの1号車と友人・知人と楽しめる2号車、展覧会や結婚式等に使えるマルチカーの3号車という構成。
食事は4号車のキッチンカーで伊豆の素材を使った料理を楽しめます。
5、6号車のプラチナクラスは生演奏を聴きながら食事と車窓を堪能でき、7、8号車は外の風景を見ながら豪華な室内でくつろげます。
2.SL銀河
宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」をテーマにしたSL列車。岩手県の花巻駅と釜石駅の間を約4時間半かけて通ります。
大正から昭和の世界観を表現した車内となっているのが特徴です。
各車両にはギャラリーを備えており、1号車は月と星のミュージアムと沿線ゆかりの作品が展示されにプラネタリウムもあります。
2、3、4号車は宮沢賢治ギャラリーとなっていて長時間の乗車でも飽きさせない工夫がこらされた車内です。
料金は運賃以外に指定席料金が必要となります。運転日は少なく、人気があるため車内は混み合っています。
遠野駅で1時間ほど停車するためか乗り降りされる方が多いようです。
3.サンライズ瀬戸・出雲
国内で唯一毎日定期運行する定期夜行列車で東京~高松・出雲間をつなぐ寝台特急サンライズ瀬戸・出雲。
個室寝台中心にプライベートを確保した車内と、夜明けをイメージしたベージュと赤の車体となっています。
寝台を利用する場合、乗車券以外に特急券と寝台券が必要です。乗車券と特急券は利用する区間によって値段が変わり、寝台券は寝台によって値段が変わります。
非常に人気が高いため、できるだけ早めに予約しておくといいでしょう。
寝台特急は交通網の整理や交通手段の高速化により衰退していきましたが、サンライズ瀬戸は生き残ることができました。
その理由はダイヤにあります。飛行機や新幹線の空白時間に移動できるようダイヤを組み、安定したニーズをつかむことに成功したからです。
特に首都圏からの利用客を見込んでおり、下り線が22時東京駅出発なので仕事を終えてから乗ることができます。
ただし、サンライズ瀬戸・出雲の後継車両の制作は発表されていないため、寝台特急に乗れる機会はなくなるかもしれません。
いつかではなく今、乗車したほうがおすすめです。