公道を走れるglafitのハイブリッドバイク

glafitバイクとは

世界的な流れとして、自動車業界全体で、ガソリン車廃止の意向を強めています。
日本でも2030年半ばには、新車販売のすべてを電動車にしていくといった意向は、ニュースでご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
glafitバイクは、普通自転車と原動機付き自転車を合わせたようなタイプで、ハイブリッドバイクとも呼ばれています。

glafitバイクの最大の特徴は、その場の環境に合わせて、自転車にも原付きにも早変わりしてしまうという点です。
つまり、状況に応じて、人力自転車そして、電動モーターバイクとして乗ることができるということです。
例えば、ゆったりとした下り坂であれば自転車走行、そして逆に上り坂であれば、EV原付として自由に昇り降りできる未来型バイクです。

GFR-02のスペック

現在、glafitバイクとして購入できるのは、GFR-01といったタイプのハイブリッドバイクとなります。GFR-02の発売日は未定となっていますが、主なスペックは、以下の通りです。

・全長:1250mm全幅:600mm全高:950mm
・車両重量(バッテリー1.8kg装着時):約18kg
・タイヤサイズ:14×2.125
・制御形式:ディスクブレーキ
・電動走行時距離:約25km
・最高速度:約30km/h
・バッテリータイプ:リチウムイオンバッテリー
・バッテリー電圧:36V
・バッテリー容量:9.6ah
・充電時間:約3.5時間
・乗車定員:1名
・耐荷重:100kg

当初、glafitバイク GFR-01の完成時、登坂時の出力が弱いというパワー不足が指摘されましたが、2020年11月GFR-02のリニューアル発表により、最大出力を25%アップしたことで、これをクリアしました。

クラウドで電池状態をチェック

glafitの最大の特徴は、自転車であり、バイクとしても走行可能という点です。そして最大の利点は、折り畳み式でどこでも持ち運びが可能だというところです。
従来のGFR-01は、折り畳み自転車と同じ機構でしたが、GFR-02のモデルチェンジにより、デザイン及び保安部品も全面刷新されました。
折り畳み方式も変わり、折り畳み時には自立し、輪行も容易となりました。

また、指紋認証で解錠する「ユビロック」も改善され、タッチ一つで開錠できるようになりました。
さらに、バッテリーパックに、BMUが搭載されることになりました。
バッテリーは、アプリに連動しており、クラウド経由で電池状態をチェックできる優れものです。

公道を走るための警察から許可を貰う

glafitは、新しい形のバイクとして、注目を集める事になりましたが、新たな自転車の形ということもあり、いくつかの問題も指摘されています。
というのも、glafitのような電動バイクタイプは、たとえ電源をオフして行動を走ったとしても、自転車としてみなされず、バイクとして扱われるからです。

ただし、glafitバイクの場合は、警察庁からの許可を得てバイクの電源をOFFにし、ナンバープレートを覆った時は道路交通法上、普通自転車として扱うことになりました。
ナンバープレートを隠す装置は、標準装備されており、モビチェンによって自動でナンバープレートを覆い隠すことが可能となっています。
GFR-02の発売は未定ですが、今後順次約発売していくとのことです。