今度は船酔いしませんでした
船酔い対策なくして釣果なし
海釣り(オフショアフィッシング)を楽しむにも、船酔いしているようでは何もできないといってもよいでしょう。
はじめてのオフショアフィッシングで酷い船酔いにかかってしまい、手も足もまったく出ずに終わってしまったという苦い経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
そうなると、2回目以降のオフショアフィッシングではまずなんとしても船酔い対策が必須になります。
よく「自分は船酔いしやすいタイプだから」と、体質的な面が言われます。
確かに船酔いしやすい人とそうでない人がいるわけですが、事前の対策・準備次第で防ぐことは十分にできます。
船の上でフィッシングを十分に楽しむためには、まず船酔い対策をしっかり行うこと、釣りの準備はその後といっても過言ではないでしょう。
船酔いを防ぐために絶対に必要な準備
船酔い対策は船に乗る前からはじまっており、大前提として「体調を整えておくこと」と「睡眠をしっかりとっておくこと」が必要です。
当たり前のように思えますが、なかなかこれがうまくできないというケースも多いのです。
仕事が忙しくて十分な睡眠をとれないまま、あるいは旅行先で釣りをする時にはどうしても疲れが溜まったり、前日ハメを外しすぎたりして十分な体調が整っていないままオフショアショッピングに臨んでしまうケースが見られます。
その結果あえなく船酔いで撃沈というのは、典型的な失敗例として挙げられるでしょう。
ですから寝不足と疲労の蓄積は絶対に避けましょう。
そのうえで食事にも注意する必要があり、食べすぎでお腹の中にものがたくさん詰まっているような状態はご法度で、さらに過度な空腹も酔いを深めてしまうので要注意です。
事前の食事は、できるだけ消化のよいものを心がけましょう。
そしてもうひとつは鉄則中の鉄則で、乗り物酔いを服用しておくことが挙げられます。
酔い止めを飲むと眠くなってしまう、という方は眠気対策用のガムを用意しておきましょう。
船の上でできる対策
こうした準備をしていても、いざ船上の人になると酔ってしまうことがあるものです。
ですから、船上にて酔いをもたらす環境をいかに遠ざけることができるかも重要な部分です。
例えば、船の進行方向を見ているとどうしても酔いやすくなります。
また、近くを見るよりも遠景を見ていたほうが酔いにくくなるので意識してみると良いでしょう。
要するに視界を安定した状態に置くことです。
それから、やはりできるだけ揺れない場所に位置して頭を揺らさないようにすることも大事です。
どうしても「どの位置でよく釣れるか」とか魚が見えそうな位置を意識してしまいがちですが、体を安定&リラックスさせられる環境を優先しましょう。
船の場合、中心に近い位置ほど安定します。
こうしたポイントを踏まえておけば、船酔いしやすい人でもかなり防ぐことができます。
釣りを楽しみ、釣果を得るためにもまず船酔い対策を身につけるようにしたいものです。