初めて雪道を運転した時の思い出
車は早めの冬支度が必要
日本列島は、国土が北から南に広がっているため、北陸から北海道にかけては特に雪が深く、逆に沖縄などでは雪が降ることはめったにありません。
しかし、九州の北部でも、1年に数度は路面が凍り、雪が積もることもありますので、車の冬支度は早い時期に済ませておく必要があります。
寒くなり、雪が降ってからでは遅すぎますので、基本的には11月をめどに車の冬支度行います。
チェック項目としては、車の空気圧/エンジンオイル/バッテリーチェック/冬タイヤ交換などが基本となります。
そのほかにも、解氷剤やスノースクレーパー/薬箱なども準備しておくと安心です。
冬の路面は危険がいっぱい
関東以北の日本海側や北海道の方は、雪道に慣れているといいますが、それでも冬の季節になると、多くの事故やトラブルが頻発するといいます。
一般の乗用車では、車体重量が1tを超える重さがありますが、凍った路面では驚くほど簡単に滑ってしまうものです。
これは、摩擦係数が関連しているもので、通常の路面状況では0.7~0.9ほどの摩擦係数で、一般人の力では平気で車を押すことは難しいといえます。
しかし、冬の時期は一変し、積雪路面で0.25~0.4、圧雪路面では0.2~0.3と普通の季節と比べて、3倍から数10倍と路面が非常に滑りやすい状態となっています。
路面が凍った状態では、0.1程度になってしまい、通常の靴でも歩くのが困難になりますので、どれほど危険な状況なのかがお分かりいただけるはずです。
急がつく運転をしないように注意
冬場の雪が積もった状態では、スタッドレスタイヤと言えども、決して安全とは言えません。
安全走行を心掛けることはもちろんの事ですが、ブレーキは慎重に行うのが鉄則です。
関西以南の地域は、大雪が降ることはめったにありませんが、それでも路面が凍ってしまうということは、1年に数度は必ずあります。
そこで、注意しなければならないのが、急がつく運転をしないようにするということです。
急がつく運転とは、急発進/急加速/急停止/急ハンドルなどの急巡航を挙げる事ができます。
車が動いている状況下では、慣性力によって車を制御することが難しくなっていますので、スピードを出さず低ギアで走行し、ゆっくりと早めの操作を心がけなければなりません。
雪道アドバイス完全マニュアル
雪道や凍った路面下では、熟練のドライバーの方でも難儀してしまうものです。
トラブルや事故に見舞われないためにも、こうした環境下では車の運転を取りやめるのが一番です。
しかし、そのときの状況や状態で、どうしても車を運転しなければならない場合もあります。
そんな時には、次の3点に注意して安全運転を心掛けるとよいでしょう。
・ハンドル操作
スピードは抑え、急ハンドルなどは行わないようにします。また、不慣れな道は控えておくのが無難です。
・ブレーキ操作
現在の車は、小刻みにブレーキを行うABSが標準仕様です。しかし、スピードを出していると制御しにくくなりますので、低速運転を心掛けます。
・アクセル操作
発進時には、ゆっくりと発進し、スタックしないよう心がけましょう。